転送メールより -ヒビ割れの水瓶-

色んなメッセージが詰まったメールが、よく義母から転送されてくる。
今日見つけた、かわいらしくて愛のこもったものを一つ。↓

ある中国人の老女は、首にかついだ棒の端にひっかけられる大きな瓶を、二つ持っていた。
そのうちの一つは美しく、いつも中に入った水を全部うちまで運べたが、もう一方の瓶にはヒビが入っていた。
小川からの長い道のりから帰ると、ヒビいりのためにその瓶には半分の水しか残っていないのだった。

二年もの間、毎日老女は小川に水を汲みに行き、いつも瓶一杯と半分の水だけ持ち帰る日々が続いた。

ヒビのない完璧な水瓶は、当然自分の働きに誇らしげだった。
でもかわいそうに、ヒビいりの瓶は本来運べるはずの半分の水しか持ち帰れないのが惨めで、自分のお粗末な仕事ぶりを恥じていた。

二年間の情けなさにたまりかね、ヒビいりの水瓶は小川の傍で老女に話しかけた。
「このヒビのせいでうちへ帰り着くまでに水がもれてしまうので、お役に立てず恥ずかしく思います」

老女は微笑んで言った。
「帰り道のそちら側の道端にお気づきかね？こっち側には何にもないけど、そっち側には花が植わってあるだろう。」
「それはね、お前さん側の道端にあたしが花の種を植えといたんだよ、お前さんから水がこぼれるのはずっと知っていたからね。毎日この帰り道を通るたび、お前さんは花に水やりをしてたってわけさ。」
「おかげで二年間、あたしは食卓へ飾るきれいなお花を摘む事ができたよ。お前さんがヒビ割れじゃなけりゃ、うちを華やかに彩る花もありはしなかったんだから。」

私たちには一人ひとり、それぞれの短所があります。けれどもそれは、私たちの人生が共にとても豊かで実りあるものにするための、ヒビや欠点です。
ただ一人ひとりに目を向け、その人がどんな人かを見抜き、またその人の良さを探りましょう。

皆さん、良い一日をお過ごしください。そしてあなた側の道に咲いた、花の香りを楽しむ事を忘れずに。

今日のこのメッセージもそうだけど、前向きに生きる上でとても参考になるものが多い。

前向きに生きるのがなぜ大事かというと、その方が神様により多く感謝を捧げられるし、神様は私たちに煮詰まった人生をおくりなさい、なんて言った事はないから。神様のルールを守らなければならないけれど、それが暗く後ろ向きの生き方だなんて、聖書には一言もありません。
それに前向きでない生き方は、サタンにつけいる隙をより与える事になる。ストレスで苦しむ事は、神様を喜ばせるだろうか？逆に、神様を喜ばせないような事を人間にさせたがるのがサタンだと知っていれば、前向きに生きることの説明がつきます。

神様はこの話の老女のような人。私たちをとても愛おしく思ってくださる。ヒビや欠陥も一緒に愛してくださって、そのヒビや欠陥がどんな風に世界と融合して出来ているかを、私たちに理解し、実感して欲しいのではないかな、と思います。